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オメガ シーマスター アクアテラの選び方

オメガ シーマスター アクアテラの選び方

幅広い年齢層から愛される、男性の永世定番と言えばオメガの時計です。中でもシーマスターはその爽やかなデザインと、日常でガンガン使えるハイスペックさから、同社のフラグシップとして君臨していますね。

シーマスターと一口に言っても、ダイバー300Mやプラネットオーシャンなど様々な派生モデルがありますが、クラシック&エレガンス。そして見た目のクラス感とはうってかわってリーズナブルな価格帯で、「初めてのオメガ」的立ち位置を担っているのがアクアテラです。
でも、そのアクアテラも、意外とたくさんのモデルがあるってご存知でしたか?
しかも2017年にはフルモデルチェンジが加えられ、新旧でまた大きく異なります。
いったいどのモデルを選べば、自分にとってベストな一本となるのでしょうか。
この記事では、オメガが誇るシーマスター アクアテラの魅力を解説するとともに、アクアテラの人気モデル・価格・新作旧作をご紹介いたします。
ぜひオメガ選びにお役立てください!
オメガ シーマスター アクアテラってどんな時計
まず最初に、オメガのシーマスター アクアテラはどのような時計なのか。どのようにして生まれたのかをご紹介いたします。
冒頭でも述べたように、シーマスターはオメガのダイバーズラインであり、1957年にスピードマスター・レイルマスターとともにラインナップに加わるようになりました(ただしプロトタイプは1948年に既に市販化)。
オメガは、一つのシリーズ内で豊富な派生モデルを用意する、という戦略をとっています。定番とする基幹モデルが一つあり、それ以外はデザインですとか、機能ですとか、コンセプトですとか。割と自由に同一シリーズ内で色々なモデルを製造しています。
そんな派生モデルの一つがアクアテラです。
もともとシーマスターはダイバーズウォッチですので、逆回転防止ベゼルや比較的高い防水性、それを実現するための武骨なケース構造を持っていることが特徴でした。
しかしながら1981年、エレガントなシーマスター120Mを登場させます。
このシーマスター120M、「シーマスター」の名前は冠しているものの、ダイバーズウォッチのデザインアイデンティティでもある回転ベゼルを持ちません(初期ロットではあり)。また、きわめて薄く上品なケースで、防水性も120mに留まっていました。初代シーマスターは300m防水を確保していたことを鑑みると、「スペックダウン」ととる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかしながらこのシーマスター120M、かなり大受けします。当時、オーデマピゲのロイヤルオークを筆頭に、高級ブランドからスポーツウォッチが続々出ていたこと。加えてプロモーションがうまくいったことから、一躍人気モデルに躍り出ました。
このシーマスター120Mの後継機こそ、アクアテラです。2003年にラインナップされました。ちなみに「アクア」が海、「テラ」が地球を意味しています。
防水性は150mにアップグレードされたものの、シーマスター120Mらしいエレガンスがそのまま受け継がれています。
ただ、シーマスター120Mは36mmという薄型小径ケースであった一方で、アクアテラは現行ケースサイズが41mmまたは38mm(生産終了品には41.5mmおよび36mmあり。また、レディースであれば28mmも)と、大型になります。厚みもやや増しました。
2000年代になってデカ厚時計がブームになり、大きめサイズが好まれるようになった、という時代背景が大きいでしょう。でも、大きくなったとは言え武骨さは一切なく、むしろ現代風にリファインされている、と話題になりました。
今ではスピードマスターとも他のシーマスターとも異なる、屈指のオシャレダイバーズウォッチとして君臨しています。
なお、2008年、次いで2017年にモデルチェンジが果たされました。
この2017年での革新は、スペック面でアクアテラを、そしてオメガ自身への評価を大きく変えることとなります。
詳細を次項でご紹介いたします。